2025年12月22日
家の鉄部(手すり、門扉、トタン屋根など)のメンテナンス、きちんとできていますか? 鉄部の塗装において、上塗り(仕上げの色)以上に重要なのが「錆止め(プライマー:下塗り材)」の選定です。
ここで選び方を間違えると、せっかくきれいに塗っても数ヶ月でまた錆が浮いてきてしまうことも…。
今回は、塗料通販のプロが「失敗しない錆止め塗料の選び方」をケース別にご紹介します。
そもそも「錆止め」はなぜ必要なの?
錆止め塗料には、単に「錆を防ぐ」だけでなく、以下のような重要な役割があります。
防錆効果: 金属の腐食を防ぐ。
密着性向上: ツルツルした金属面と、上塗り塗料との「接着剤」の役割を果たす。
吸い込み防止: 劣化した表面が上塗り塗料を吸い込みすぎるのを防ぐ。
最近の主流は「エポキシ樹脂」を使用した錆止めです。昔ながらの合成樹脂の錆止め塗料に比べて環境に優しく、防錆力と密着力が格段に高いため、迷ったらエポキシ系を選ぶのが正解です。
ケース別:おすすめの錆止め塗料はこれ!
「ペイントシティーコム」で取り扱っている人気商品の中から、あなたの状況に合ったベストな塗料をご紹介します。
ケース1:【DIY・一般向け】扱いやすさと性能のバランス重視ならこれ!
「初めて鉄部塗装をする」「面倒な調合はしたくないけれど、長持ちさせたい」 そんな方には、1液型のエポキシ樹脂錆止めが断然おすすめです。
メリット: シンナーで薄めるだけでそのまま使える(硬化剤を混ぜる手間がない)。残っても翌日使える。
おすすめの場所: 鉄骨階段、手すり、門扉、トタン屋根など。
おすすめ商品:「ロック サビカット2」や 「日ペ 1液ハイポンファインデクロ」「SK マイルドサビガード」がお勧めです。
臭気の少ない「弱溶剤(塗料用シンナー)」タイプですので、ご近所への配慮も安心です。
ケース2:【プロ・重防食向け】とにかく最強の耐久性が欲しい!
「海沿いで塩害が心配」「一度塗ったら10年は持たせたい」 そんな厳しい環境や、プロ仕様の仕上がりを求めるなら、2液型のエポキシ樹脂錆止めを選びましょう。
メリット: 塗膜が強靭で、防錆力が最強クラス。密着性も非常に高い。
注意点: 主剤と硬化剤を計量して混ぜる手間が必要。混ぜた塗料はその日のうちに使い切る必要があります。
おすすめ商品: プロの現場で長年愛用されているロックペイントの「2液型サビカット」や「日ペ ハイポンファインプライマー2(2液型)」、「SK マイルドボーセー(2液型)」などが信頼の証です。手間をかけるだけの価値がある、強固な下地が作れます。
◆プロ仕様!2液型錆止め塗料を探すプロ仕様!2液型錆止め塗料を探す
ケース3:【特殊な金属】アルミやステンレス、ガルバリウムに塗りたい
通常の錆止め塗料は、鉄以外の金属(非鉄金属)にはうまく密着せず、すぐに剥がれてしまうことがあります。 アルミサッシ、ステンレスの手すり、ガルバリウム鋼板などに塗る場合は、前章で紹介した「2液型錆止め塗料」をお勧めします。
おすすめ商品:「日ペ ハイポンファインプライマー2(2液型)」や「ロック 2液型サビカット」、「SK マイルドボーセイ」など
下地処理(やすり掛け)をしっかり行った上で塗布することで、剥がれない塗装が可能になります。
塗装を成功させる「ひと手間」のポイント
良い塗料を買っても、いきなり塗ってはいけません! 塗装の寿命の8割は「ケレン(下地処理)」で決まると言われています。
サビ落とし: ワイヤーブラシやサンドペーパーで、浮いている錆や古い塗膜を徹底的に落とす。
目荒らし: ツルツルした面にあえて細かい傷をつけ、塗料の食いつきを良くする。
清掃: 油分や削りカスをシンナーで拭き取る。
この工程を経てから、今回ご紹介した「錆止め塗料」をたっぷりと塗ってください。
まとめ
錆止め塗料選びは、「1液(手軽さ)」か「2液(耐久性)」か、そして「塗る素材」で選ぶのが正解です。
ペイントシティーコムでは、日本ペイント、ロックペイント、エスケー化研など、国内一流メーカーの錆止め塗料を豊富に取り揃えています。「どれを選べばいいか迷う」という場合は、お気軽にお問い合わせください。
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