2026年10月08日
【秋のDIY】冬前のサビ対策︕⾯倒なサビ落とし不要「サビの上から塗れる塗料」の選び⽅と⼿順
10月・11月は気温が穏やかで湿度も低く、塗料がよく乾くため、まさに「DIY塗装のベストシーズン」です。そんな秋の時期にぜひやっておきたいのが、門扉、フェンス、シャッター、トタン屋根など「屋外の鉄部」のサビ対策です。
「サビを落とす作業が⾯倒で放置している…」という方も多いかもしれませんが、実は近年、⾯倒なサビ落としをせずにそのまま塗れる画期的な塗料がDIYユーザーの間で大人気となっています。
この記事では、冬を迎える前にサビ対策をしておくべき理由と、初⼼者でも簡単にできる「サビの上から塗れる塗料」を使った塗装⼿順を分かりやすく解説します。なぜ10月・11月に「鉄部のサビ対策」をしておくべきなのか︖
鉄部に発⽣したサビを放置したまま冬を迎えると、サビの進⾏が⼀気に加速してしまうリスクがあります。
注)浮錆びの除去は必要です。
〇冬の「結露」と「雪」がサビを悪化させる冬場は外気と⾦属の温度差により結露が発⽣しやすく、鉄部が⻑時間濡れた状態になります。積雪地域ではさらに過酷です。水分はサビ(酸化鉄)を増殖させる最大の原因となります。
〇凍結による塗膜の破壊
わずかなヒビ割れやサビの隙間に入り込んだ水分が、冬の寒さで凍結して膨張すると、周囲の塗膜をバリバリと剥がしてしまい、さらにサビが広がる悪循環に陥ります。
本格的な寒さや雪がやってくる前の10月・11月のうちに、しっかりサビを封じ込めておくことが、建材を⻑持ちさせる秘訣です。
従来の錆⽌め塗料は、塗装の前にワイヤーブラシや紙やすりを使って、古い塗膜やビを⾦属の地肌が⾒えるまで完全に削り落とす「ケレン作業」が必須でした。サビが残ったまま塗ると、塗膜の下でサビが進⾏してしまうためです。しかし、この作業は非常に重労働で、DIYを挫折する最大の原因でした。
〇サビの上からそのまま塗れる塗料︓特殊な防錆剤が配合されており、サビの進⾏を抑え込みながら上塗りができる塗料です。下塗り(サビ⽌め)と上塗りが1回で済むものが多く、圧倒的な時短になります。
〇サビ転換剤︓
進⾏性の「⾚サビ」と化学反応を起こし、進⾏しない「⿊サビ」に変換(コーティング)してしまう下塗り剤です。これを塗った上から、好きな⾊の塗料を塗ることができます。
当店では、DIY初⼼者の方でもムラなく綺麗に塗れる、⾼耐久な鉄部⽤塗料をご⽤意しています。
〇⾯倒なサビ落としは不要︕
BAN-ZI サビキラープロ(水性:1液型:錆転換・防錆・シルバー)
エスケー化研 サビフィックス(油性:2液型:錆転換のみ)
日本ペイント ダンジオーラE下塗(油性:2液型:錆転換・防錆)
鉄部・トタンをDIYで塗装する4つの⼿順
「サビの上から塗れる」とはいえ、何もせずにいきなり塗って良いわけではありません。
塗料の密着性を⾼め、⻑持ちさせるための正しい⼿順をご紹介します。
1. 表⾯の清掃と「軽い」下地処理
サビを完全に削り落とす必要はありませんが、「⼿で触ってポロポロと崩れ落ちる
ような浮きサビ」や「すでに剥がれかけている古い塗膜」は、皮スキ(ヘラ)やワ
イヤーブラシで軽くこすって落としておきます。その後、表⾯の砂埃や油汚れを雑
⼱などで綺麗に拭き取り、しっかり乾燥させます。
2. 養生(マスキング)
塗料をつけたくない場所(地⾯、取っ⼿、鍵⽳など)をマスキングテープやマス
カーで覆って保護します。
3. 塗装(1回目・2回目)
塗料の缶を開け、成分が均⼀になるよう底からしっかりとかき混ぜます。ローラー
やハケを使って、まずは端や細かい部分から塗り、次に広い⾯を塗っていきます。
サビの上から塗れる塗料の多くは「1回塗り」で仕上がるタイプもありますが、サビ
がひどい箇所や、より耐久性を⾼めたい場合は、完全に乾いた後で「2回塗り」
をするとより安⼼です。
4. 養生はがし・乾燥
塗料が完全に乾ききってしまう前の「半乾き」の状態でマスキングテープを剥がし
ます。その後、秋のさわやかな風に当ててしっかり乾燥させれば完成です。
今年の秋は、DIYに最適な気候を活かして、気になっていたご⾃宅の鉄部のメ
ンテナンスに挑戦してみてはいかがでしょうか。事前のしっかりとしたサビ対策が、
大切な住まいを冬のダメージから守ってくれますよ。