聚楽壁(土壁)の塗り替えに関して
聚楽壁(じゅらく壁)は、砂・土・繊維などが結合した仕上げ層で、経年劣化によって脆弱化していると、その表面に塗る塗料との付着が良好でも、下地のじゅらく層そのものが内部から剥がれる可能性が考えられます。また、じゅらく層に水分が残っていたり、下地から湿気が供給されたりすると、塗膜の膨れや浮き、剥離につながることがあります。
そのため、基本的にはじゅらく壁の塗装仕様でプライマー+トップコートでこれで大丈夫、と言えるような仕様は、弊社ではありません。
よほど既存じゅらく壁の状況がしっかりしており、かなり固い状態であればまだ塗装してもしばらくは持つと思いますが、それでも長期的な美観の維持は難しいと思われます。
たとえ浸透力のあるプライマーを塗布したとしても、じゅらく壁の層にはそれほど深くまで浸透しないことが考えられます。
もしそれでも仮に弊社で仕様を考えるとしたら、じゅらく壁であれば主に屋内ではないかと思われますので、水性系仕様で考えて、下塗材は「キクスイ浸透性プライマーE(カチオンシーラー)」もしくは「シミナイト」のどちらかになります。
上記下塗材施工後に、「水系ファインコート」施工という流れになります。
ただ弊社としては上記理由により、じゅらく壁面の塗装仕様書は提出するとはできません。あくまで現場サイドで施工業者様の責任において施工いただくという考えになります。(菊水化学工業)
https://www.paint-city.com/item_detail/100530/
関連する質問